肺気腫とともに

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<<   作成日時 : 2015/04/09 15:39   >>

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新薬の開発には、膨大な予算と長期の研究試験が必要である。
そして成功する確率は極めて低い。宝くじに当たる確率より低いといわれ、採算性がとりずらい。
とりわけ面倒なのが副作用という障害物で、これにつまずいて大半以上成功した薬品がお釈迦になってしまう骨折り損のくたびれもうけのケースも多い。
それに最近の研究では、病名や症状は違っていても、同じような分類が出来る疾患が多いことがわかって来つつある。
例えばCOPDは、炎症性疾患である と分類することが出来る。
と言うことであれば、炎症を止めれば、進行も止まるはずである。あるいは早期なら発症そのものも止まるはずであると言えよう。
これらを背景に進められているのが、ドラッグリポジショニングであり、簡単に言えば、頭痛薬として使用販売されている薬品が腹痛にも効かないか 調査研究を一から見直してみる事業である。
既に使われているので、副作用は小さいか、あってもどうすればいいかはわかっているので、話が早い。
COPDで言えば、メペンゾラート(商品名 トランコロン)という腸に効く薬が、ステロイドと同じように炎症を抑え、抗コリン薬と同じように気道を広げる効果があることがわかっている。この薬は40年も前に出来た薬なのだが、今でも使われている。
値段は安い。当然副作用はあるが、薬で副作用のないものはない。一般的にはこの薬の副作用はそう大きいくはないようだ。
少なくともステロイドの副作用よりは小さそうだ。
喘息と違って、COPDにはステロイドが効きにくいが、メペンゾラートはステロイドよりよく効くとも言われる。
前から述べてきたビスホスホネートもドラッグリポジショニングの一環だと言えないこともない。
ただこの薬品は経口摂取から吸入摂取に変更するという大問題がある。
これをどう乗り越えるか、時間がかかりそうだ。

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